ムードある男になれ!!
ナンパ師たるもの、常に人前では堂々として自信に溢れていなければならず、経験を積んだ凄腕になってくるとまるでホストや芸能人の如く女にとって憧れられるような雰囲気さえ自然と醸し出せるようになる。
そうした雰囲気を持った男達を一般的にムードがある等と形容するものだが、とにかく君がそういう人になりたければあまり他人に対して砕けすぎないという事も大切で、その辺色々と考えてみるといいだろう。
あまりにも自分をさらけ出しすぎたり、オープンすぎた性格というものはこと男女の恋愛に関しては向かないと言える。
勿体つけたり大物ぶったりするのは駄目だが、とにかくありのままの自分というのは相手にとって幻滅の対象とすらなりえる場合もあるからだ。
しみったれた貧乏話はするな
若いうちは金も無いし、皆色々な苦労もあろうかと思う。
僕自身、10代の頃というのは田舎から東京に出てきたばかりで金も無く、貧乏で苦労が絶えない生活を強いられていた。
食べるのに精一杯で他にモノを買う余裕もなかったから、当然服なんかも数枚程度しかなくていつも同じボロボロのTシャツを着ていたし、捨てられていた車のシートベルト等を利用して壊れたカバンも自分で直して使っていたものだ。
住居は築45年の木造ボロアパートで風呂は無くトイレは共同、冬は部屋に隙間風が入ってくるのでとてつもなく寒い。
あまりに部屋が寒すぎるので我慢出来なくなり、近くのコンビに度々暖まりに行くような有様だった。
食べ物が買えなくて空腹に耐えかねるような時はボランティアや教会等の炊き出しをよく訪れたりもしたもので、そいうい所へいくと同じような境遇の人達から、何処そこにも炊き出しをやっている所があるとか、不用品や衣服をタダで提供してくれる場所があるといった、色々な情報が得られたもので、随分と助けられた事を憶えている。
だが、僕はそういう貧乏生活がにじみ出るような振る舞いとか言動や行動は極力慎むようにする事を昔から常に心がけていた。
貧乏自虐ネタなんてのもあるが、そういうリアルな生活感というものは相手の同情を呼びこそすれ、恋愛において何のプラスの印象も与える事は無い。
所帯染みた生活感もNG
とにかく、プライベートのリアルな現実というものは理想とは程遠く、女達が恋愛に求めているのは憧れとか夢とかそういうものであって、世知辛く生々しい現実そのものではない、という事は憶えておくべきだ。
家のローンが後何年で苦しいとか、親の介護がどうとか、貰える年金が少なくて老後が不安とか、そういう所帯の話なんて結婚相手とすればいいだろう。
また、歳をとれば誰しも身体の不調や容色の衰えといったトラブルは避けられないものである。
最近持病がどうだの、腰や間接が痛いだの、何だか肩が上がらなくなってきただの、排泄時の尿切れが悪くなったとかいう事をわざわざ曝け出すような奴が果たして憧れの対象と思われるだろうか?
異性にモテる為には、たとい本当の所はどうであれ、とにかくまずは相手に優秀な感じを与えて心地の良い雰囲気を出しておかなければならないのだ。
モテないのは貧乏な事実よりも雰囲気
別に貧乏を隠して金がある振りをしたり、頭を良く見せる為に学歴を詐称しろとか言う訳じゃない。
そういうのは逆効果であるばかりではなく、人間としてみっともないのでナンパ云々の以前に止めた方がいいだろう。
僕が言うのは、女に貧乏を恥じて見栄を張るのも、リアルな貧乏話を事細かに語るのも、それをネタにして哀れや同情を誘ったりするのもどれも格好が悪いという事だ。
そういう生活臭というものが身に付いてしまうと、知らずにそれがその人のオーラとなって如何にも貧相な雰囲気をもった人間になってしまい、当然の如くモテないグループのお仲間入りという残念な結果になってしまう。
決して君は貧乏だからとか、不細工だからとか、オヤジだからとか、いい仕事に就いていないからという事実そのものが要因となって女にモテないのではなく、そういうことに対して負い目や自信の無さや引け目を感じる辛気臭い雰囲気が女達を遠ざけているという事実に早く気付こう。