学生時代のモテなかった話

寂しい青春時代の思い出

今とは大違いで僕は10代の頃、まるで女にはモテなかったものだ。

思春期の一番多感な時に彼女もおらず、女に全く相手にされないというのは相当に辛いものがあるというのは誰もが想像に難くないであろう。

東京の高校に通う為にど田舎から出てきたはいいけど、一人の彼女も出来ずに寂しい都会での貧乏生活を余儀なくされたものだ。

シャワーは月に1回!!東京での苦学生活

都会は本当に貧乏人には冷たい。

田舎と違って東京では、実に様々な娯楽や誘惑があるが、それらを楽しむ為には金が無ければ全く持ってお話しにもならず、僕は親の僅かな仕送りと新聞配達やコンビニ、弁当屋のアルバイトで何とか学費と生活費を稼いで暮らしていたのだが、貧乏なので当然遊びや贅沢は殆ど出来なかった。

都内の木造ボロアパートで質素に暮らしつつ、風呂が無かったのでたまに銭湯に通ったりするのだが、節約の為、最高で1ヶ月半身体を洗わなかった時もあり、まぁ、そういう奴は普通女にはモテない(笑)。

当時は携帯電話も持っていなかったから、今時テレホンカードで公衆電話から親や友人に電話をしていた。

金の無い給料前は数日間何も食べられずに水だけ飲んで過ごしたような時も一度や二度の話ではなかったが、それでも東京での生活は最初はどれも新鮮に感じられて結構楽しかったものだ。

一度も故郷に逃げ帰ろうとは思わなかったのも、東京での貧乏苦学生活を更にエンジョイしようと、何はともあれ彼女を作ることで頭が一杯だったからかもしれない。

だが、先に述べたように、そういう必死の思いとは裏腹に僕は全く女に相手にもされなかった。

思い返してみると、今では自分がモテなかった原因というのが色々と手に取る様に分かるものなのだが、とにかく生まれつき頭も相当に悪かったので、自分を正確に客観視するような芸当も出来ず、何故いつまでもこのような状況に悩まされているのか当時は全く見当もつかなかったものだ。

単に今は女運が悪いだけ。そのうちツキも流れも変わって勝手にモテるようになるだろう、程度の考えしかなかったのだから、もはや救いが無い。

仕方がないのでスポーツや趣味に打ち込んで少しでも女にモテない鬱憤を紛らわせようとした学生時代ではあったものの、やはり彼女がいればもっと精神的にも充実した人生であったに違いないと今でも思っている。

男同士のイベント

大人になって女に不自由しなくなった今でこそ、旅行とか遊びに行くのは一人か気心の知れた男同士の方が実はよっぽどに楽しめるというのが分かってきたものだが、思春期の時というのはそうではない。

登下校の時にいつも仲良く歩く2人組を目にすれば毎回イラつきを覚えつつ、クリスマスやハロウィン等のカップルイベントが来る度に自分だけは妙にシラけた気分になっていたもので、毎年ボッチクリスマスを過ごしていたし、TDLとかUSJに行くのは同じように彼女も居ないモテない男友達とだ。

※それでも、ド田舎者の僕にとって初めてのテーマパーク体験は正に想像を絶するものがあり、彼女がいるとかいないとかそんな事は全く頭に無いほど夢中になって楽しんだものであったが。

シャイな性格が災いした学生時代

小さい頃から空手や柔道、学生時代にはラグビーといった男臭いスポーツに熱中していたものの、男子校ではなかったし、女が周りにいる環境ではあった。

ただ、僕は人よりも大分シャイな性格だったので、自分からどんどん女に声をかけたりというのはどちらかというと苦手な方だった。

頭も見た目も人並みかそれ以下で、特別な才能も無いヤツが積極性にすら欠けていたとすればもう、モテる筈もないのだが、そのうちそんな性格も自然に治るであろうと何も努力をしなかったのは大きな失敗であったと今では痛感する。

ましてや、東京に出てきたばかりの頃というのは街を歩く女が全員まるで女優かと見まごうばかりだったので、つい我を忘れて何回か渋谷でおどおど声をかけてみたものの、全く相手にされるはずも無く、以来しばらくはナンパもせずに過ごしているうち、そんなこんなでとうとう一人の彼女も出来ずに学生時代が終わってしまう事になる。

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